<?xml version="1.0" encoding="UTF-8"?>
<rss xmlns:iweb="http://www.apple.com/iweb" version="2.0">
  <channel>
    <title>SPECIAL INTERVIEW</title>
    <link>http://www.koiss.net/KoISS/INTERVIEW/INTERVIEW.html</link>
    <description>これは&lt;br/&gt;駆け出しの音楽ライターが&lt;br/&gt;KoISSの素顔に迫ろうと&lt;br/&gt;悪戦苦闘した&lt;br/&gt;迫真のインタビュー風読み物である</description>
    <generator>iWeb 3.0.3</generator>
    <image>
      <url>http://www.koiss.net/KoISS/INTERVIEW/INTERVIEW_files/DSC_2569.jpg</url>
      <title>SPECIAL INTERVIEW</title>
      <link>http://www.koiss.net/KoISS/INTERVIEW/INTERVIEW.html</link>
    </image>
    <item>
      <title>Eggplant - GENE MORLEY</title>
      <link>http://www.koiss.net/KoISS/INTERVIEW/entori/2010/4/1_entori_1.html</link>
      <guid isPermaLink="false">945f534a-a31e-49c1-8450-b7a95e3ef5fb</guid>
      <pubDate>Thu, 1 Apr 2010 02:08:18 +0900</pubDate>
      <description>&lt;a href=&quot;http://www.koiss.net/KoISS/INTERVIEW/entori/2010/4/1_entori_1_files/DSC_7566_1.jpg&quot;&gt;&lt;img src=&quot;http://www.koiss.net/KoISS/INTERVIEW/Media/object000_2.jpg&quot; style=&quot;float:left; padding-right:10px; padding-bottom:10px; width:197px; height:132px;&quot;/&gt;&lt;/a&gt;　&lt;br/&gt;KoISSファミリーの皆様へ。&lt;br/&gt;当インタビューコーナーにおきまして、昨年10月以来の長期に渡る未更新が続きましたことを深くお詫び申し上げます。重ねて、今後とも遅遅として進まぬこのコーナーを、見捨てず、急かさず、どうか引き続きご愛読くださいますよう心よりお願い申し上げます。&lt;br/&gt;&lt;br/&gt;　　　　　　　　　　　　　★&lt;br/&gt;&lt;br/&gt;2009年の後半は、まさにKoISSにとって歴史に残る3ヶ月だった。&lt;br/&gt;&lt;br/&gt;10月 ヒミツの映画制作&lt;br/&gt;11月 歌舞伎揚げディナーショー in 飯田橋スペースウィズ&lt;br/&gt;12月 神戸チキンジョージ単独ライブ&lt;br/&gt;&lt;br/&gt;そして、12月31日、ピーター脱退。&lt;br/&gt;&lt;br/&gt;結成3年にして最大の盛り上がりを見せた直後に、解散の危機、いや、絶滅の危機にも直面したKoISS。彼らはこの激動の3ヶ月間をどうとらえているのだろうか。今回、都内某所の畑で農作業を終えたばかりのジーン・モーリーにインタビューする機会を得ることができた。&lt;br/&gt;&lt;br/&gt;「ジーンさん。お久しぶりです。さっそくですが、激動の2009年についてお話しをうかがいたいのですが」&lt;br/&gt;&lt;br/&gt;ジーンは外した軍手を長靴にパタパタと叩きつけ、泥を落としながら言った。&lt;br/&gt;「やっぱり土をさわるってのは、いいもんだぜ」&lt;br/&gt;&lt;br/&gt;実際のところ、今日は時間がない。&lt;br/&gt;僕に与えられたインタビュー時間は、ジーンがこの畑から家まで移動する間のわずかな時間しかないのだ。僕は単刀直入に切り込んでみることにした。&lt;br/&gt;&lt;br/&gt;「ジーンさん。ピーター脱退の真相を教えてください！」&lt;br/&gt;&lt;br/&gt;ジーンの右肩のトゲがぴくりと動いたようだった。&lt;br/&gt;&lt;br/&gt;しかしそのまま、彼は車のトランクから運転用ブーツを取り出し、農作業用の長靴を脱ぎ始めた。&lt;br/&gt;&lt;br/&gt;ジーンの黒いマントをゆらして風が通り過ぎていった。&lt;br/&gt;&lt;br/&gt;「お前のつくりたいナスは、どんなナスだ？」&lt;br/&gt;ジーンは僕に背を向けたまま質問を投げかけた。&lt;br/&gt;僕は答えなかった。時間がないのだ。&lt;br/&gt;&lt;br/&gt;「俺のつくりたいナスと、お前のつくりたいナスが違ったら、どうする？」&lt;br/&gt;&lt;br/&gt;なんて解りやすい比喩だ。これまでのKoISSインタビューにおいて、ここまで理解しやすい例えがあっただろうか。&lt;br/&gt;僕は瞬時にすべての輪郭がハッキリと見えた気がした。&lt;br/&gt;バンドとは「個」の集合体。異なる楽器奏者、異なる個性が集合してこそバンドなのだ。つまり、それぞれの「個」が目指すナス、好きなナス、食べたいナス、愛したいナス、焼きたいナス、揚げ浸しにしたいナスは、それぞれ違っていて当然なのだ。むしろ、同じナスを語ることができる「個」が出会い、彼らがバンド活動を続けていけることこそ奇蹟なのだ。&lt;br/&gt;&lt;br/&gt;「 俺のつくりたいナスと、お前のつくりたいナスが違ったら・・・・・ハナスになんないよな」&lt;br/&gt;&lt;br/&gt;そう言ったジーンの微笑みは、春の空と同じくらい無邪気だった。&lt;br/&gt;</description>
      <enclosure url="http://www.koiss.net/KoISS/INTERVIEW/entori/2010/4/1_entori_1_files/DSC_7566_1.jpg" length="84585" type="image/jpeg"/>
    </item>
    <item>
      <title>Sunday Japon - PAUL INO</title>
      <link>http://www.koiss.net/KoISS/INTERVIEW/entori/2009/10/1_Sunday_Japon_-_PAUL_INO.html</link>
      <guid isPermaLink="false">28443d9c-8b58-47d9-9fed-d0fbffdfdc11</guid>
      <pubDate>Thu, 1 Oct 2009 01:57:15 +0900</pubDate>
      <description>&lt;a href=&quot;http://www.koiss.net/KoISS/INTERVIEW/entori/2009/10/1_Sunday_Japon_-_PAUL_INO_files/DSC_6500.jpg&quot;&gt;&lt;img src=&quot;http://www.koiss.net/KoISS/INTERVIEW/Media/object156.jpg&quot; style=&quot;float:left; padding-right:10px; padding-bottom:10px; width:176px; height:132px;&quot;/&gt;&lt;/a&gt;&lt;br/&gt;「いよいよ撮影することになったよ」&lt;br/&gt;&lt;br/&gt;ポールから連絡をうけた僕は、池袋の居酒屋で詳しい話しを聞かせてもらうことにした。&lt;br/&gt;&lt;br/&gt;その居酒屋には、KoISSメンバーといっしょに、9月25日の対バンをつとめたジャック・トシ・スパロウが同席していた。&lt;br/&gt;&lt;br/&gt;「今日は25日の打ち上げだ。ここのレバ刺しはマジで旨いぞ」ジーンは言った。&lt;br/&gt;&lt;br/&gt;僕は、前回の話しを思い出していた。&lt;br/&gt;オープンカーを使ったロケがいよいよ始まる。&lt;br/&gt;あの格好で柴犬を散歩させたり、神社に行ったり、マツキヨでメイク落としを買ったりするのだろうか？詳細はわからない。&lt;br/&gt;&lt;br/&gt;&lt;br/&gt;僕は言った。&lt;br/&gt;「しかしすごいですね。映画を撮るんですね」&lt;br/&gt;ポールは答えた。&lt;br/&gt;「といっても道具は家庭用ビデオとiMovieしかないんだ。つまり、手作りで、ある意味オーガニック的で自給自足なアレかもしれない・・・いや、違うか」&lt;br/&gt;&lt;br/&gt;&lt;br/&gt;これまで、あちこちで発言してきたポールの妄想やつぶやきが、素晴らしい仲間たちの後押しをうけて、いよいよ現実になる。&lt;br/&gt;思いと現実の境界線というのは、紙一枚くらいの厚みしかないのかも知れないと僕は思った。&lt;br/&gt;&lt;br/&gt;&lt;br/&gt;ポールはほろ酔い口調でこう言った。&lt;br/&gt;「ほんとうに良い仲間に恵まれて幸せなんだ」&lt;br/&gt;&lt;br/&gt;僕は、その思いを噛みしめるようにして答えた。&lt;br/&gt;「確かに、そうですね。」&lt;br/&gt;&lt;br/&gt;僕は、これまでKoISSに関係したバンドや仲間たちを思い起こす。テケテケテケテケ・・・東京バニーズ、トローリング・ストーンズ、ケンタナ、 SARAJA、 さまざまなプロのミュージシャンと、ライブハウスの皆さん。枚挙にいとまがない。&lt;br/&gt;たとえば今年だけに限定しても、高円寺の稲生座で見たペーパー・エアプレーン、神戸のKiLLA、G.A.P、大阪のブギー☆ランブラーズ、学芸大学のエルヴィス・プレス・ミーやSAKU、飯田橋のLittle L、そしてジャック・トシ・スパロウ、これだけ多くの人々と関わりを持った。&lt;br/&gt;&lt;br/&gt;「たとえその日限りの対バンとはいえ、音楽でつながった縁は、最高のつながりだと俺は思うんだ」&lt;br/&gt;ジーンはそう言って焼酎を一口飲んだ。&lt;br/&gt;「そうですね」&lt;br/&gt;僕は答えた。&lt;br/&gt;&lt;br/&gt;「ほんとうに俺たちは、これまで共演したすべてのバンドをリスペクトしているんだ。そして、楽屋スペースを占領してすまないと思っている」&lt;br/&gt;「はい」&lt;br/&gt;ポールはいつもKoISSの荷物が楽屋を狭くしていることを気にかけている。&lt;br/&gt;&lt;br/&gt;&lt;br/&gt;「ところで、サンデー・ジャポンって知ってる？」&lt;br/&gt;「あ。はい。日曜日の番組ですね」&lt;br/&gt;「あれ、いろんな人を勝手にサンジャポ・ファミリーって呼んじゃうじゃない」&lt;br/&gt;「あ、、、はい」&lt;br/&gt;&lt;br/&gt;「俺たちもさ、みんなKoISSファミリーって呼んじゃっていいかな？」&lt;br/&gt;&lt;br/&gt;「・・・・・」僕は少し考えた。&lt;br/&gt;&lt;br/&gt;「対バンのみんなとか、ライブハウスの皆さんとか、神戸のドーナツ屋さんのオネエサンとか」&lt;br/&gt;&lt;br/&gt;「うーん、どうなんでしょうね。正直なところ相手によっては微妙かも知れませんよ」&lt;br/&gt;&lt;br/&gt;「じゃあ、KoISS一家」&lt;br/&gt;&lt;br/&gt;「それはもっとどうかと・・・」&lt;br/&gt;&lt;br/&gt;「じゃ、KoISSかぞく」&lt;br/&gt;&lt;br/&gt;「いやそれも・・・」&lt;br/&gt;&lt;br/&gt;「じゃ、KoISSご一行様」&lt;br/&gt;&lt;br/&gt;「いや、だから、社員旅行でもないし・・」&lt;br/&gt;&lt;br/&gt;&lt;br/&gt;&lt;br/&gt;&lt;br/&gt;・・・・また今夜も、胸毛の謎は解けそうにない。&lt;br/&gt;</description>
      <enclosure url="http://www.koiss.net/KoISS/INTERVIEW/entori/2009/10/1_Sunday_Japon_-_PAUL_INO_files/DSC_6500.jpg" length="134787" type="image/jpeg"/>
    </item>
    <item>
      <title>Yes We Can - PAUL INO</title>
      <link>http://www.koiss.net/KoISS/INTERVIEW/entori/2009/9/28_Yes_We_Can_-_PAUL_INO.html</link>
      <guid isPermaLink="false">0b1ab34e-0e1a-493e-ae0f-30882530e6d6</guid>
      <pubDate>Mon, 28 Sep 2009 04:05:04 +0900</pubDate>
      <description>&lt;a href=&quot;http://www.koiss.net/KoISS/INTERVIEW/entori/2009/9/28_Yes_We_Can_-_PAUL_INO_files/DSC_6530.jpg&quot;&gt;&lt;img src=&quot;http://www.koiss.net/KoISS/INTERVIEW/Media/object157.jpg&quot; style=&quot;float:left; padding-right:10px; padding-bottom:10px; width:176px; height:132px;&quot;/&gt;&lt;/a&gt;&lt;br/&gt;KoISSムービープロジェクト。&lt;br/&gt;&lt;br/&gt;この企みを僕が初めて耳にしたのは、神戸チキンジョージデビューの熱い余韻がまだ残っている、今年1月のことだった。&lt;br/&gt;&lt;br/&gt;その夜、飯田橋スペースウィズのバーカウンターで、ポールはムービー制作の妄想を言葉にかえていた。&lt;br/&gt;&lt;br/&gt;地獄のオッサンたちが、このままの格好で外出したらどうなるのか。たとえば、このままの顔でマツキヨに行って、レジ近くにいるスタッフに&lt;br/&gt;「すいません、よく落ちるメイク落としありますか？」&lt;br/&gt;と質問したら面白いのではないか、などという他愛もない話しだ。&lt;br/&gt;&lt;br/&gt;普通に、ココイチでカレーを注文してもいい。&lt;br/&gt;コンビニでウコン関係のドリンク剤を買ってもいい。&lt;br/&gt;&lt;br/&gt;地獄のオッサンたちが、この日本において、どこまで地獄のオッサンでいられるか。現代ニッポンに立ちこめる暗雲、重苦しい不安感、将来に対する絶望感は、この先本物の地獄の扉を開いてしまうのか？今こそ地獄のオッサンたちがカラダを張ってニッポンの真の地獄度を検証する！というような大げさな話しではない。&lt;br/&gt;&lt;br/&gt;ただ面白そうだねー、という話しだ。&lt;br/&gt;&lt;br/&gt;&lt;br/&gt;その後、たびたび、ポールはムービーについての企てを口にしていた。定期ライブ KoISS FRIDAYの打ち上げ、そして夏のチキンジョージ、ちょっとした飲み会、食後のコーヒーなど、時と場所を選ばずにポールの妄想は言葉となってそこらへんに落ちたり浮かんだりした。&lt;br/&gt;&lt;br/&gt;そしてその都度、KoISSの友人たち、KoISSのゆかいな仲間たちが、ムービー制作の妄想を押し広げた。&lt;br/&gt;&lt;br/&gt;オープンカーで都内を走ろう。&lt;br/&gt;&lt;br/&gt;神社にお参りに行こう。&lt;br/&gt;&lt;br/&gt;どうぞ、ウチを使って撮影していいよ。&lt;br/&gt;&lt;br/&gt;柴犬を散歩させようよ。&lt;br/&gt;&lt;br/&gt;その格好でカラオケして。&lt;br/&gt;&lt;br/&gt;&lt;br/&gt;という具合に。&lt;br/&gt;&lt;br/&gt;&lt;br/&gt;そして10月。&lt;br/&gt;&lt;br/&gt;一通のメールをきっかけに、ムービー制作の妄想は現実味を帯びることになった。&lt;br/&gt;&lt;br/&gt;「オープンカーを借りられる事になったので、撮影しちゃいますか？」&lt;br/&gt;&lt;br/&gt;そのメールを受け取ったときに、ポールは、こうつぶやいたそうだ。&lt;br/&gt;&lt;br/&gt;&lt;br/&gt;&lt;br/&gt;&lt;br/&gt;&lt;br/&gt;「 Yes we can そして This is it !」&lt;br/&gt;&lt;br/&gt;&lt;br/&gt;&lt;br/&gt;</description>
      <enclosure url="http://www.koiss.net/KoISS/INTERVIEW/entori/2009/9/28_Yes_We_Can_-_PAUL_INO_files/DSC_6530.jpg" length="105599" type="image/jpeg"/>
    </item>
    <item>
      <title>Should Be Fall - ACE GIBYAN</title>
      <link>http://www.koiss.net/KoISS/INTERVIEW/entori/2009/9/23_Should_Be_Fall_-_ACE_GIBYAN.html</link>
      <guid isPermaLink="false">d68c48d7-a1ac-4e70-b887-923d5430e06a</guid>
      <pubDate>Wed, 23 Sep 2009 01:57:04 +0900</pubDate>
      <description>&lt;a href=&quot;http://www.koiss.net/KoISS/INTERVIEW/entori/2009/9/23_Should_Be_Fall_-_ACE_GIBYAN_files/DSC_6232.jpg&quot;&gt;&lt;img src=&quot;http://www.koiss.net/KoISS/INTERVIEW/Media/object158.jpg&quot; style=&quot;float:left; padding-right:10px; padding-bottom:10px; width:176px; height:132px;&quot;/&gt;&lt;/a&gt;最近、胸毛が落ちない。&lt;br/&gt;&lt;br/&gt;ここ最近のライブでは、全ステージが終了するまでポールの胸毛が持ちこたえることが多い。&lt;br/&gt;&lt;br/&gt;ごく一部のファンの間では、胸毛に根性がついたのではないか、受験生に配慮しているのではないか、ポールと胸毛がひとつの愛で結ばれたのではないか、などと様々な角度から意見交換が行われているかも知れない。&lt;br/&gt;&lt;br/&gt;今回は、定期ライブ KoISS FRIDAY の第3弾を前にしたKoISSに、飯田橋の駅近くにあるサイゼリアで話しを聞いた。ここでじっくり、胸毛が落ちなくなった謎に迫ろうと思う。&lt;br/&gt;&lt;br/&gt;サイゼリアに入り、テーブルに案内されたところで、僕はさっそく口火を切った。&lt;br/&gt;&lt;br/&gt;「皆さんご存じでしたか？実は、今年に入ってもう7回もメイクをしているんですよ。イベント出演なども含めていますが・・・」&lt;br/&gt;&lt;br/&gt;胸毛の謎のダイレクトに迫る前に、僕はまず、今年彼らが行ったメイク回数の多さから切り出してみた。&lt;br/&gt;単純に考えて、メイクをすれば胸毛も生やす。ポールが何度も胸毛をつけているうちに、やすやすと落ちてしまわないつけ方を発見した可能性があると思ったからだ。&lt;br/&gt;&lt;br/&gt;&lt;br/&gt;「なぬっ？7回もか？」エースが言った。&lt;br/&gt;&lt;br/&gt;メイクの輪郭線など、重要な部分はすべてエース画伯のウデにかかっている。ライブ前の準備段階で最も神経をすり減らし、エネルギーを消耗しているのはエースなのだ。&lt;br/&gt;&lt;br/&gt;「なぬっ？ドリアが399円か？」ポールが言った。&lt;br/&gt;&lt;br/&gt;その肉体の輪郭線など、KoISSの柔らかそうな部分はポールの脂肪が担当している。最も自由に食欲を発揮し、エネルギーを補給しているのはポールなのだ。&lt;br/&gt;&lt;br/&gt;はっ！いけない！&lt;br/&gt;&lt;br/&gt;あまりにも良いタイミングで二人が発言したせいで、僕の原稿の書き方まで強引な “セット状態” になってしまった。&lt;br/&gt;&lt;br/&gt;&lt;br/&gt;ポールは、サイゼリアに来たのが初めてだという。&lt;br/&gt;彼の視線はメニューに釘付けだ。&lt;br/&gt;&lt;br/&gt;よし、単刀直入に切り込んでみることにしよう。&lt;br/&gt;&lt;br/&gt;&lt;br/&gt;&lt;br/&gt;「ポールさん。&lt;br/&gt;　実は最近、ポールさんの胸毛が落ちないという&lt;br/&gt;　ことがファンの間で話題になっているようなんです」&lt;br/&gt;&lt;br/&gt;&lt;br/&gt;&lt;br/&gt;&lt;br/&gt;「なるほど・・・&lt;br/&gt;　399円ということは、2皿食べなさいってことだな」&lt;br/&gt;&lt;br/&gt;&lt;br/&gt;&lt;br/&gt;&lt;br/&gt;ポールはメニューに目をやったまま、自分の胃袋と対話をするように独り言を続けている。&lt;br/&gt;&lt;br/&gt;僕は思った。&lt;br/&gt;そうだ。注文が終わるまでは質問を止めよう。&lt;br/&gt;かみ合うわけがない。いや、むしろ、すべての食事が終わるまではインタビューを止めておこう。今日のリハーサルもきわめてエネルギッシュなものだった。ポールは相当消耗しているに違いない。消費したエネルギーを補給する必要があるのだ。&lt;br/&gt;それに、僕にとっても、食事は仕事ヌキで楽しむほうが健康にもいい。僕は腹を決めた。&lt;br/&gt;&lt;br/&gt;&lt;br/&gt;&lt;br/&gt;地獄のオッサンたちが行うサイゼリアでの食事は、まわりの空気に決して溶け込むことはなかった。完全に浮いている。だが、地獄のオッサンたちにとって、まわりに溶け込めないことは日常茶飯事なので何も変わらなかった。&lt;br/&gt;そして自然に会話も進んだ。&lt;br/&gt;&lt;br/&gt;&lt;br/&gt;&lt;br/&gt;&lt;br/&gt;「そういえば最近、胸毛落ちないな」ジーンが言った。&lt;br/&gt;「つまらんなー」エースが言った。&lt;br/&gt;ピーターは小さく頷いた。&lt;br/&gt;&lt;br/&gt;「そうだね、胸毛落ちないね」ポールが言った。&lt;br/&gt;&lt;br/&gt;チャンス到来だ。&lt;br/&gt;僕はスパゲティを巻くフォークの手を止めて、聞き耳をたてた。&lt;br/&gt;&lt;br/&gt;「2曲目で落ちてもええんちゃうか？」エースが言った。&lt;br/&gt;「5曲目くらいでもいいかも」ジーンが言った。&lt;br/&gt;ピーターはビールを一口飲んで小さく頷いた。&lt;br/&gt;&lt;br/&gt;ポールは言った。&lt;br/&gt;「マルゲリータも食べちゃおうかな」&lt;br/&gt;&lt;br/&gt;「おまえまたデブるぞ」ジーンが言った。&lt;br/&gt;「おもろいから太ったらええ」エースが言った。&lt;br/&gt;「ジーンもこっち側だもんね」ポールが言った。&lt;br/&gt;「だから一緒にすんなっ！」ジーンが言った。&lt;br/&gt;「こないだヘルシア飲んでたじゃん」ポールが返した。&lt;br/&gt;「あー飲んでたわ」エースが思い出した。&lt;br/&gt;「あれは黒烏龍茶だ」ジーンも思い出した。&lt;br/&gt;「そーいうの気にしてるってことは、こっち側だもんね」&lt;br/&gt;ポールはそう言って笑った。&lt;br/&gt;&lt;br/&gt;&lt;br/&gt;前回と同じパターンだ。&lt;br/&gt;やはり、そこだ。&lt;br/&gt;&lt;br/&gt;ポイントは「ジーンがどっち側なのか」ということだ。&lt;br/&gt;&lt;br/&gt;&lt;br/&gt;そして結局、ポールはマルゲリータを食べるのを我慢した。&lt;br/&gt;&lt;br/&gt;&lt;br/&gt;こうして胸毛の謎は解けないまま、夜は終わった。&lt;br/&gt;&lt;br/&gt;</description>
      <enclosure url="http://www.koiss.net/KoISS/INTERVIEW/entori/2009/9/23_Should_Be_Fall_-_ACE_GIBYAN_files/DSC_6232.jpg" length="94187" type="image/jpeg"/>
    </item>
    <item>
      <title>The Other Side - GENE MORLEY</title>
      <link>http://www.koiss.net/KoISS/INTERVIEW/entori/2009/9/16_entori_1.html</link>
      <guid isPermaLink="false">ba15e3d4-f098-413b-a0f5-37d1f3cb9e6e</guid>
      <pubDate>Wed, 16 Sep 2009 02:45:04 +0900</pubDate>
      <description>&lt;a href=&quot;http://www.koiss.net/KoISS/INTERVIEW/entori/2009/9/16_entori_1_files/DSC_8148.jpg&quot;&gt;&lt;img src=&quot;http://www.koiss.net/KoISS/INTERVIEW/Media/object159.jpg&quot; style=&quot;float:left; padding-right:10px; padding-bottom:10px; width:176px; height:132px;&quot;/&gt;&lt;/a&gt;「まだ舌がおかしいぜ」ポールがつぶやいた。&lt;br/&gt;そう言ってバーボンのロックを一口すすった。&lt;br/&gt;&lt;br/&gt;「すぐそこに『コロンボ』ってカレー屋さんを見つけて食べてきたんだけど、辛くて辛くて、でも美味しくて。でも辛くてホットだったんだよ」&lt;br/&gt;そう打ち明けたポールの口の動きは、今もまだ辛くて熱いものを食べながら話ししているようだった。&lt;br/&gt;&lt;br/&gt;「またカレー食ったんか？」エースが言った。&lt;br/&gt;「おまえ、ますますデブるぞ」ジーンが言った。&lt;br/&gt;「おもろいから、もっと太ったらええ」エースが言った。&lt;br/&gt;&lt;br/&gt;「ねえ！いいこと思いついたよ！」&lt;br/&gt;ポールは何かをひらめいたようだった。&lt;br/&gt;&lt;br/&gt;「・・・エースとピーターは痩せてるから『ヤセっちょセンチュリー』で、俺とジーンは『デブっちょセンチュリー』っていうのどう？」&lt;br/&gt;&lt;br/&gt;「俺をおまえの側に入れるな！」&lt;br/&gt;ポールの言葉を遮るようにジーンが言った。&lt;br/&gt;&lt;br/&gt;「だからね、略してね、&lt;br/&gt;　エースとピーターは『ヤセセン』。&lt;br/&gt;　俺とジーンは『デブセン』っていうの。どう？」&lt;br/&gt;&lt;br/&gt;「だから、俺をおまえとセットにするなって！」&lt;br/&gt;ジーンは言った。&lt;br/&gt;&lt;br/&gt;&lt;br/&gt;&lt;br/&gt;「あの・・・『デブセン』って、ちょっと違う意味に聞こえちゃいますよね」&lt;br/&gt;僕は言った。&lt;br/&gt;&lt;br/&gt;&lt;br/&gt;&lt;br/&gt;すると、ポール、ジーン、エースの3人は、僕の顔を無言のままじっと見つめ始めた。&lt;br/&gt;&lt;br/&gt;&lt;br/&gt;沈黙が続いた。&lt;br/&gt;&lt;br/&gt;僕は緊張に包まれた。&lt;br/&gt;&lt;br/&gt;&lt;br/&gt;そこじゃなかったのか？&lt;br/&gt;&lt;br/&gt;&lt;br/&gt;3人は、まだ無言のまま僕の顔を見つめている。&lt;br/&gt;僕は耐え難い緊張から、目線をそらしていた。&lt;br/&gt;&lt;br/&gt;&lt;br/&gt;はっ。&lt;br/&gt;&lt;br/&gt;もしかするとポイントは、「ジーンがデブ側なのかヤセ側なのか？」ということだったのかも知れない。あるいは、もうすぐ2010年になろうというタイミングで、あえて「センチュリー」を使うことの意義なのかも知れない。&lt;br/&gt;&lt;br/&gt;僕がそう想い描いたタイミングとほぼ同時に、ペーパー・エアプレーンがステージに上がった。&lt;br/&gt;&lt;br/&gt;僕は安心した。演奏が始まれば、彼らの視線は自ずとステージに向かう。この件もきっと忘れ去られるだろう。&lt;br/&gt;&lt;br/&gt;&lt;br/&gt;そのとき、ジーンが僕に言った。&lt;br/&gt;&lt;br/&gt;「おまえもカレーか？」&lt;br/&gt;&lt;br/&gt;「口についてるぞ」&lt;br/&gt;&lt;br/&gt;そういえば一時間ほど前、僕はココイチで「ほうれん草カレーにチーズをトッピングしたライスは普通で辛さは2辛のカレー」を食べたばかりだった。&lt;br/&gt;&lt;br/&gt;あわてて口をぬぐうと乾燥したカレールーと思われる黄色い色が手についた。&lt;br/&gt;&lt;br/&gt;&lt;br/&gt;そしてペーパー・エアプレーンの演奏が始まった。&lt;br/&gt;&lt;br/&gt;　</description>
      <enclosure url="http://www.koiss.net/KoISS/INTERVIEW/entori/2009/9/16_entori_1_files/DSC_8148.jpg" length="118871" type="image/jpeg"/>
    </item>
  </channel>
</rss>

